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ブリヤンヌNEWS~11~

皆さんこんにちは

ブリヤンヌバレエスタジオの更新担当の中西です

 

「鍛える」芸術

 

 

バレエは優雅に見えます。でも、その優雅さの裏側には、驚くほどの鍛錬があります。バレエの魅力は、柔らかさと強さが同時に存在することです。軽やかに跳ぶ、静かに立つ、なめらかに回る。これらは偶然ではなく、身体を徹底的に整え、鍛えた結果として生まれます。

1)“立つ”ことが難しい世界🧍‍♀️

バレエの基本は「立つ」ことです。
ただ立つのではなく、軸を真上に引き上げ、重心を整え、体幹と脚で支え、上半身を自由に動かせる状態を作る。これができると、踊りが安定します。
逆に、軸が崩れるとすべてが崩れます。回転も跳躍も、アームスも表現も、土台が揺れれば成り立ちません。
バレエは“立つ芸術”とも言えるほど、基礎が重要です。そして、基礎が美しさに直結します🩰

2)柔軟性は「見せる」だけでなく「守る」ためにある🌿

バレエは柔らかさが重要だと思われがちですが、柔軟性は単なる見栄えのためではありません。可動域が広いと、無理なくポジションに入れます。無理なく入れれば、怪我を防ぎやすい。
つまり柔軟性は、身体を守るための武器でもあります。
柔らかさと同時に必要なのが「支える筋力」です。柔らかいだけでは関節が不安定になり、痛めやすくなります。バレエは、柔らかさと強さのバランスを育てる芸術です🩰💪

3)回転やジャンプは“体幹と呼吸”の結晶🌀

ピルエット、シェネ、グラン・ジュテ。華やかな技の裏には、体幹と呼吸のコントロールがあります。
回転は勢いで回るのではなく、軸を立てて回る。
ジャンプは脚力だけで跳ぶのではなく、床を押し、体幹で空中姿勢を保ち、静かに着地する。
呼吸が乱れると、集中が切れ、体が散ります。だから上級者ほど呼吸が静かで、動作が無駄なく見える。
この“静かな強さ”が、バレエの魅力です🩰

4)鍛錬が「表現」になる不思議✨

バレエの技術は、ただのスポーツとは違います。鍛えた結果が、芸術として見える。
脚を上げることができるのは筋力と柔軟性の結果ですが、それが音楽に合い、視線や腕と一体になると、意味を持つ表現になります。
つまり努力がそのまま芸術になる。これほど報われる世界は多くありません。
レッスンで積み上げた基礎が、舞台で光に変わる瞬間。そこにバレエの魅力があります🩰✨

5)「努力の美しさ」を教えてくれる🌱

バレエを続けていると、すぐには結果が出ないことを受け入れられるようになります。
柔軟性も筋力も、今日やった分が明日劇的に変わるわけではない。
でも、続けると確実に変わる。
そのプロセスを知ることは、人生において大きな財産になります。
バレエは「努力は美しい」ということを、身体で教えてくれる芸術です🩰🌱